ミシン退院

おとといミシンが壊れたことを確認。

ドライバー片手にあそこを開け、ここを開け、いろいろトライしたけど直らない。

あきらめてネットで調べたミシンチェーン店に修理の相談をするとお費用が2万円かかるという、、、

に、にまんですか?

4万円で買ったものなので、うーーんと唸る。
もう14年も使っているし。一時期はヘビーユースだったし。買い換えようか、、、とリサーチを始めた。

今のミシンはこんながさつな私が使っても、一度も調子が悪くなったことのないお利口さんである。
でも水平ガマじゃないとか、ハードカバーがないとか、ボタンホールがやたら難しいとか、そういう不満があったので、そのあたりを中心に検討。大方、買いたい機種も決まってきた。

ただ、シブチンの私だ。あきらめきれず、昨日、もう1回修理をしてくれるところをネットで探してみたら、

あれ、中山界隈に1件発見。
え、こんなところに。その辺って、梨畑しかないんじゃなかったっけ?
しかもそこなら自分で運転して持っていける。

いや〜〜〜、行って来ました。
やっぱり梨畑の前。
なんと修理歴40年という人が出てきて、症状を聞いただけで「なおるよ」と言い切るではないか。
そして気になる費用は「6000円」
ついでに仕上がり日は「明日」
「お金は直ってからでいいよ。」

ほんまかいなと突っ込みを入れたくなる。

「この子、ほんとにお利口さんなんですよ。もう駄目かと思いました。」と申し上げると、

「奥さん、そういうことを言ってはだめ、あきらめたらだめだよ〜〜。」ととてもやさしく励ましてくれた。


ちなみに私の前にも修理のお客さんがきていたのだが、
その人はまっとうな人みたいで、名前も聞かずに前金も受け取らずに修理してくれる状況を受け入れがたいみたいだった。

「名前とか書かなくていいんですか?」と食い下がり、
不安そうな顔をしていたので、店の方が
「じゃあ、そこにでも書いておいて」と裏紙のメモ帳を差し出していた。

私の時から名前を書かせることにしたみたいで、
前の人の後ろに名前を書いておくよう言われた。

まあすべてが適当に進行している。そういう人は大好物。ただ本当に直るか心配。6000円ってそんな安い価格は考えられない。

で、半信半疑で今日、受け取りに行った。

完璧な仕上がりでございました。
ついでに縫い目のきれいないいミシンだよ、ずっと使えると太鼓判まで押してもらいました。

早速、まくらカバーを縫いました。

こういう職人さんってすごいなあ。かっこいいなあといつも思ってしまいます。