教訓 ヒルをなめるな

昨日も言った様に道を間違えて、緑のルートを取るはずだったのに、青と赤のルートを取ってしまいました。
ぱっと見ると余り無駄がなさそうなのですが行きつ戻りつして時間を食ってしまいました。

そして問題のヒルゾーンは赤線部分です。地図で見ると破線ルートを通り越して悪路、廃道のしるしがあります。そして沢沿い、杉林というもうヒルちゃんおいでと言わんばかりのゾーンです。

私は7人の最後尾を歩いていたのですが道でヒル発見。
皆さんに伝えたのですが、ふ〜〜〜んて感じであまりびびりません。

でちょっと休憩しようかと立ち止まると、
「うえ〜〜〜〜〜」と悲鳴が。一人の靴にヒルが。でみんなを見回すとほとんどの人がヒルをくっつけています。ひえ〜〜〜〜。大人が大真面目に次々と悲鳴を上げます。私はまだ平気。
そして皆さんで取り合っているうちにもヒルが寄ってくるではないですか。

こわ〜〜〜い。

はやくこのゾーンを抜けなければと言うことで即出発。若者はみんな先に行ってしまいました。そして先に行った若者がしっかりひきつけたヒルが目の前で我々を待っています。ほんとに5匹ぐらい常に地面にみえてます、しかも立ち上がって待っているのでもうゾンビ映画さながらです。

前の40台仲間の先生がヒルが靴に上がるたびにいちいち立ち止まって払うもんだから、怖くて仕方ありません。1匹払うのに立ち止まっているうちに2匹に這い登られるような状態です。そしてヒル下がりのジョニーをしっかり吹き付けていた私の靴にもヒルがアタック。ジョニーのおかげでぽろっとはがれるように取れたのですがもうこれで私も完全に理性を失います

前をのろのろ進む先生に「とにかくアスファルトまでもう少しだからそこで取ってあげるから急いで!!!!!」「いいから早く行って」
(もしかしたらもっとひどいことを言っていたかも、、、)

もはや敬語も上下関係もありません。(ごめんなさい)

アスファルトについてみると若者たちはヒル退治中。私はジョニーに加え、九州出身の先生の持っているキンカンを靴下まわりにぬってもらいました。

「あ、s君、かまれてるよ〜〜〜。」と言う声が聞こえたので見てみると
もうすでに靴下は血まみれ。s君、言葉にならない悲鳴を発してます。此処から彼は靴下の中にズボンをイン。さらにキンカンを塗って自衛します。もう若いのに人目は完全に捨てたようです。

このs君のヒルはなんと靴下の上から血を吸っていたのです、、、、、おそろしい。

もうみんなの心は折れまくり。その上、自分たちがどこにいるかも完全に失っている状態。もう今日は断念してヒルゾーンを走り抜けて撤退する案も浮上する中、なんとか協力して正規ルートに復帰。やっと三ノ塔尾根に取り付きました。この後は1匹目撃するのみで安心して歩けました。

そして山頂で、一人のズボンが血まみれになっているのを発見。
とってあげるというのにもうみたくない、見たくないと逃げ回ります。
もうちゃんととって傷口を処理しないいととみんなに説得されると耳をふさぎます。(男子です。)

もうしょうがないのでリーダーの先生(女子です。)が無理無理つかまえて、ごろんごろんのヒルを退治し、傷口に絆創膏を張っていると、

40台の先生が
「あーーーー、僕もかまれてる〜〜〜〜。」
なぜか此処で大爆笑。くつのなかから数匹のヒルが、、、靴下がまっかっか。
もうみんなも慣れてきてびっくりしなくなってきたよ。

そして有志で行った烏尾山で無傷と思われている人たちで恐る恐る靴を脱いで見たら、一人は靴下血まみれ、一人は靴から1匹。九州人と私は無傷。
おお、おそるべし、キンカンパワー。ジョニーパワーです。

登る前にヒル下がりのジョニーを皆さんにおススメしたのですが、きちんと使ったのは九州人の一人だけでした、もう一人だけ無理無理おススメすると申し訳程度にしただけだったら被害をこうむりました。
そのときにあんまり皆さん、ヒルを怖がらないので私も調子に乗って大丈夫かなとジョニーもスパッツも車においてきたことを激しく後悔。

今回の教訓
ヒルをなめるな


です。