初百名山、みずがき山へ。

職場の山好きの方に2週間前に予定を聞かれてOKの返事はしたものの、どの山に登るかはなかなか決まらないようで、木曜の朝、みずがき山と聞いてびびり、そして金曜の晩にメンバーが20代体力有り余る男子2名と男子より数年お姉さんの山経験豊富な2名と聞いてさらにびびり、最後に集合が4時半と聞いて心が折れました。まあどんなことがあっても行きたいんですけどね。


そして心配のあまり夜寝付けず、10時ごろから布団に入っていたのに眠りについたのは2時。案の定寝坊。起きたら4時22分。集合場所まで歩くと7分の道のり。どうしよう。8分で用意して、走って5分で到着。5分遅れで何とか到着。幸い、向こうも遅れてきたのでセーフでした。ああ、こんなんで登れるのでしょうか、私。

とはいえ山につけばご機嫌で、初めての百名山にわくわくデス。登山道からいきなりすぐにミズナラの森。森好きの私にはたまりません。

富士見平小屋手前でトリカブト発見。初めて見ました。綺麗な花ですがどうしても写真が綺麗に写らなくて残念。。フラッシュたかないと、、、です。しかし皆さんをお待たせするのもなんですのでしつこく狙わず出発しました。

富士見平小屋からはなぜかもったいないぐらいの下り。ここらへんは崖のほうにあるコケの感じが素晴らしかったです。30分ぐらい歩くと涸れ沢に着きました。天鳥川出合と言う場所です。水のあるときも渡れるようにロープがありますが今日は無いのですらすら渡ります。

 此処からがみずがき登山のハイライトとなります。大きな岩がごろごろしているところを手足を使ってよじ登っていきます。芦屋のロックガーデンなんてものではありません。岩なので当然踏み跡がつかないので道がどこだかわかりません。ペンキで岩につけられた矢印を見ながら上がって行きます。時々、ロープもありますが、ほとんど自力で登らねばならず、大きく足をあげ岩や枝を掴みよっこらしょっと体を引き上げながら登っていきます。もう本当に大変で、若い人たちについていかねばと思うだけでプレッシャーとなり、先に行ってもらうようお願いしました。遠慮してちょっと先で待ってますなんて言ってくれてたのですが、そこはお願いして山頂でまっててもらうことにしました。

 仕切りなおしで立ったままおにぎりを1個食べて、また挑みます。遅れてはならないとか迷惑をかけてはいけないと言うプレッシャーから離れて登ると少し楽になった気がします。おにぎりの効果もあったのかな。

でそろそろ天鳥川出合いから1時間歩いたし腰を下ろして休憩しようとしたら、降りてきた人に
「山頂、すぐそこですよ。」といわれ拍子抜け。で、そのまま出発したら5分ぐらいでつきました。ちなみに天鳥川出合いから山頂まで山と高原地図によるとコースタイムは1時間半。若い人たち、速過ぎです。

「ごめんね〜〜〜。おまたせして。」と張り切って山頂に行ったら、
「3分ぐらいしか待ってないですけど、、、」と言われ、
これなら普通に歩いていてもついていけたんだなと思うと、自分のメンタルの弱さを実感します。私ってプレッシャーに弱いの。ふふ。

そして山頂。ちょうど良い天気になっていて、雲海の上に推定南アルプスが見えて
もううっとりと言うよりびっくり。息を呑みます。初めて見る雲海に2000メートルの山に来たことを実感します。

でも疲れて写真を撮る気になれず、とにかく休憩、、

おにぎりを食べてちょっとホッとしていると、あっという間にガスガス、、、
雲海、写真取れませんでした。がっかり。


山頂は断崖絶壁です。寝転んで下を覗き込んで写真を撮りました。おしりの筋肉がぞわ〜〜〜としました。

もう今まで登った山で一番。一番。疲れたけどすごくテンションアップ。
うれしくて楽しくて。

かなりゆっくり休憩して下山。もうひざがくがく、ももプルプルでコワさもあってゆっくり降りていきました。降りるのがもったいない、もったいないと思いながらの下山です。休憩も入れて2時間近くかかったのですが、それでもあっという間でした。降りてくると上半身もプルプル、、、

心地よい疲れに今日も誘ってくださった皆様に感謝、ずっと運転してくれた人たちにも重々に感謝です。長い車中で若い人たちの仕事や影響のあった人の話、町コンの話なんてほんとに興味深かったです。

 山の話とは関係ありませんが、こういう若い人たちが力を発揮してこそ、職場が成り立つんだなと改めて思いました。こういう若い人たちが力を発揮できるようによく知恵をしぼらないといけないし、また若い人たちから色々勉強しないとなと思わされました。

なにはともあれ道標にも地図にもコースタイムが2時間50分と書かれているみずがき山に2時間で登るなんて、、、無茶すぎました。本日、さすがに上半身が筋肉痛です。下半身はぎりぎりセーフでした。