憧れの鍋割山と塔ノ岳

鍋割山に経験豊富な職場の方に連れて行ってもらえることになりました。

7時に東丹沢県民の森を出発します。
山桜がいたるところで満開です。

はじめは林道歩き。ばてたら困るとゆっくり歩きすぎて二俣に着くまで40分もかかりました。道中、スミレやヤマルリソウ、山吹なども咲いていて気持ちが良いです。二俣からもしばらく川沿いを歩きます。

異常にしなってゆらゆら揺れる木橋を渡ったり滝を見たりしているうちにあっという間に後沢乗越。あと1時間ちょっとで山頂のようです。あれ、これなら余裕。
とにかく景色が綺麗だし、道は登りやすいし、大好きなブナブナちゃんもいっぱいで退屈しない良い道。
ミヤマキケマンでしょうかねえ。

キブシと推定マメザクラのコラボ

などなど見ているうちにあっという間に山頂。まだ9時半です。

早速名物のあれをお願いしました。待ち時間はほとんどありませんでした。

そんな早い時間に食べられるのか、、、、、もちろんあっという間に平らげました。山頂は結構寒くてセーターとフリースとウインドブレーカーのいでたち。うどんで本当に暖まります。
富士山チラリズム

南アルプスチラリズム

で、ゆっくりしていても寒くなるばかり。10時15分には出発。ゆっくり登ってきたため、あんまり疲れてないということで塔ノ岳まで行こうかと言う話が浮上。私は行きたいのは山々ですが、夜に所要のためでかけなくてはならず、エネルギーを温存しておきたいところ、、、迷いつつ、少しペースを上げて歩き始めました。途中で降りるならここという小丸分岐でうっかり道を見おとし、通り過ぎてしまったことに気がつき、
戻るのもなんだし、いってましまえ〜〜〜とノリで塔ノ岳まで。

結構、あっさり着くんだな〜〜〜これが。こんなに楽な登り方は初めて。
高尾山でさえやっと着いたといつも思うのに、今日は2つの山、両方とも
「え、もう着いたの?」って感じでした。
これは景色が綺麗だったのと相手の方のお人柄と機関銃のようなおしゃべりの結果でしょうか。
また金冷シから山頂まではじゅくじゅくのぬかるみ。シモバシラがまだ残っているところもありました。シモバシラなんて久しぶりにみるじゃないの!!


で到着して10分ぐらいして、早速下山。
11時25分出発です。来た道を戻ります。途中、コバイケイソウの群生を教えてもらいました。咲く頃にもまた来たいな。

そしていよいよ小丸尾根から二俣に下山です。
分岐から5分ほどは絶景を見ながらの下山

その後5分はアセビのトンネルをくぐりながらの楽しい下山で今回のよい山行きの締めを予感させましたが、実はここが予想もしなかった本日一番のつらいポイントだったのです。狭い急坂を小刻みなジグザグで下りていくのですが、はじめは広葉樹の樹林帯で景色は良いのですが、ずるずるに滑り、2度ほど転倒。次は杉の樹林帯となり、根っこにつまづきながらの下山。意外と気が抜けず、無口に。そして大方降りてきたかなと思った頃、小丸まで1000メートルの非情な看板。(これはまだ三分の一しか下山していないことを表します。)その後は足場は少しましになったものの、今度は退屈極まり無い道になってしまいました。まあでも足元が楽になったのでおしゃべりが始まり、何とか二俣へ。完全に気が抜けてしまい、二俣から駐車場までで一回道に迷い予定になかった黒竜の滝を見る羽目になってしまいましたが無事に車に到着。
2時ごろ下山終了です。

駐車場近くででっかいミミガタテンナンショウ。なんだか襲われそう。

鍋割と塔、1日で両方登ったヤマレコとかを見ていて、どんな人や、、、と思っていたのに自分もやっちゃったなんて、、、ちょっと自信をつけた今回の山行でした。しかもまだ余力ありです。表尾根、チャレンジしてみましょうか。

あと小丸尾根は道がわかりにくいところが結構あって、一人だとあわててしまうかもでした。自信のない方にはおススメできません。