暑さと人ごみを避けて奥多摩遠征、鷹ノ巣山の巻

奥多摩鷹ノ巣山に行ってまいりました。行くまでどんな山かわからず不安でしたが、提案してくれた経験も体力もありすぎるお友だちが大倉尾根登れたら大丈夫だよと言うので、張り切ってほとんど何も調べず(時間がなかった。)出発しました。

稲村岩までの道は友達が蛇と接触したり、沢が綺麗だったり、木の葉っぱの緑が綺麗だったり色々あって機嫌よく登っていました。


途中で栃の実が沢山落ちてました。

 全然疲れてなかったので稲村岩からもそのまま休憩を取らずに進みます。そういえばここは奥多摩三大急登と言われているところです。このあたりからその片鱗を見せ始めます。

そしてその後、1時間歩きましたが景色変わらず、ひたすら急登。三大急登と呼ばれるわけがわかります。そこで一回休憩を取りまた歩き始めますがやっぱり景色変わらずひたすら急登。途中ヒルメシクイノタワというコノヤローみたいなコンチクショーみたいな、もうやっつけでつけたとしか思えない場所がありましたが、展望もなく名前ほど広くもなかったので昼飯は遠慮して進みます。いくつかの偽ピークと台風の倒木をこえ、いよいよ山頂。広いぞ〜〜〜きもちいいぞ〜〜〜〜。

えーーと、友人は大倉尾根登れたら大丈夫って言ってくれたっけねえ。明らかに同じ3時間でもつらさが全然ちがうぞ。

 ほんとのことを言われてたらびびって来なかっただろうから、だまされたことにも感謝したいぐらいの気持ちよさでした。

 予定ではもう一度おなじ稲村岩ルートを下るはずでしたが、下りはつらすぎるなあと思っており、コースタイムが1時間ほどのびてもバスの便が多い奥多摩湖に向かって降りることにしました。
 
 鷹ノ巣山から六つ石山まで登ったり下ったりの稜線歩き。石尾根縦走路というそうです。尾根が広すぎるうえ、倒木があったりして道が少しわかりにくかったけれど、2人いるので安心して探しながら歩けました。ここまでの道は本当に気持ちが良くて最高でした。

 そして六つ石山から水根に向かっております。はじめは相変わらず素敵な道。友人がトイレにも行きたいし、バスの時間もあったので機嫌よく飛ばして降りてましたが、
途中からすごい坂。その上、ずるずるに滑るので転びまくりです。。

足の裏もきちんとつけてるし、いちいち石や木に足を引っ掛けて降りてるのに、なぜ、、しょうがないので思いっきり踏ん張りながら前を歩く男性ハイカー2名から離されないように奥多摩湖に向かって必死で降りて行きました。

 そのうち男性ハイカー一人が飛ばし始めて見えなくなり、(あれはこっそりきじうちしようと思っているに違いない)もう一人はバスの便をあきらめたのか、立ち止まり我々に道を譲ったあとはゆっくりと降りてきていて、あっという間に見えなくなってしまいました。

ヤマジノホトトギスヤマホトトギス?いつも区別がつ来ません。このとき、疲れてカメラを接写モードにする元気もありませんでした。

 もうこのくだりもずっとずっと急坂です。泣けてきます。初めてひざが笑いました。
 先行していたハイカーがみえて、奥多摩湖の湖面が見えてきて、終りが近づくのがわかりました。

 いつもなら終りが近づくとまだまだ行きたくて寂しくなるのですが、今日は万々歳です。なんだね、この急登、急坂。

 で水根からバスで帰ってまいりました。

帰ってから調べるとくだりに使った尾根も奥多摩三大急登だったらしい。なんだ私ったら三大急登で登っておりてきたんじゃん!!!知らなかったからできたよな〜〜〜〜。

 なんかぶつぶつと文句ばかり行ってた気もしますが、やっぱり山はすごく楽しいです。いままで一番つらかったけど、それも込みですごい達成感でした。自信もつき、びびりも治るかな。

 ちなみに先日から小丸尾根や北八の岩の上や今日の下りですべりまくるので元山岳関係のクラブに入り、かつ登山用品店でパートをしていた友人に靴を見てもらったら、、、、

 この靴だったら、このコース誘わなかった、、、、と言われ買い換える決心をいたしました。高尾山や大山などの初級者コースを登るには本当に良い靴だったんですが、ガイドブックに中級と書かれているコースを行くには靴もステップアップしなければいけないと言うことですね。

 まあ靴のつくりの問題だけでなく、靴底の磨り減りも相当だったのでね。あれ?そんなに山にいったけねえ?