コロナ蔓延する学校で教員はきちんと休んで蔓延を防げるのか。

コロナが蔓延し、全国的に休校をやめられない地域もありますし、再開にこぎつけた地域も様々ですが、

 

再開した場合、わたしは本当に怖いです。

人数ぎりぎりでやりがい搾取、定額働かせ放題で何とか回してきている現場ですが

 

もし教員が咳と微熱が出た場合

→普通に出勤→4、5日しても治らないぞ→やばいんじゃないか→休もう

とこのパターンが一番高い確率として考えられます。この間にコロナを蔓延させるかもしれません。

 

これをすると症状があるのに勤務をするなんて、と世の中の人は言うでしょう。実際同じように人数ぎりぎりの職場である保育士さんが症状があるのに、勤務して自覚がないとか責め立てる人がいますからね。

 

ではなぜ微熱、咳ぐらいで休まないかというと、

どうしても休まねばならないときはどうなるかという場合のパターンを見てください。

1、職員への影響

自分が休む→余裕のない状態でカバーしてくれる教員に負担がかかる→負担のかかった教員が体調を崩す→それをカバーしようとした教員に負担がかかる→何人もの教員が体調を崩す→窮状を見て、まだ治ってない(微熱、咳程度)が出勤する→同じように出勤しいつまでも体調が悪い職員続出→自分もいつまでも体調が悪い。

2、児童への影響

自分が休む→授業が進まない→休まずやっててやっと終わるぐらいの内容が終わらないかもしれない→無理無理進める→クラスが落ち着かない→過労となり教員の体調もいつまでも悪い→クラスが落ち着かない→教員がいらいらする→クラスが落ち着かないので授業が進まない。

 

と現場崩壊ぎりぎりとなります。今、教員が定数そろっていることさえ、ありがたい状態で、そろってない職場はもっと悲惨なこととなります。なので休むとかえって自分の首を絞めます。

 

ここ微熱ぐらいで踏ん張っておけば、どうなるかというと多くのパターンでは

つらいのは長くて4,5日→体調がよくなった時、現場が元気、授業も遅れない。

となります。なのでこの案を教員が選択するのは合理的と言えます。人に迷惑をかけていないように見え(実際は病気をうつしているかもしれませんが)かつ保護者からも苦情リスクも低い。

 

休みも1日ぐらいなら何とかなりますが、3日超えるとほかに犠牲者が出てくる可能性が高いです。犠牲者も休むとは限らず、体調悪いまま、勤務することが多いですね。

体調が悪かったら休むということが普通でない世の中なのか、職種なのかはわかりませんが、

 

今回、この習慣がコロナ蔓延を助長することになるのではないかととても心配しています。

咳、熱で休みたいけど、休めない、そのせいでコロナを蔓延させるか、

休んで、ほかの職員を疲弊させ、体調をわるくさせるかを選択するのは、心の健康に非常に悪い。

 

コロナ蔓延までに、熱が出たら普通に休めるように働き方改革が進んでいたらよかったなあと思います。