教師の困り感ではなく、子どもの困り感からアプローチすするとうまくいく確率が上がるのだけど、その視点を持つのは難しい。この本はその困り感のいろんなケースがあって、面白い。暴力のひどい児童などなかなか現場でお会いすることはないけれど、まれに会う時もあるからこういうのを読んで心構えをしておかなくてはいけないと思った。またそういう経験を持っていれば、その時の対応はどうであったか、検証できるので有意義であるとも思う。心理学系の難しいことはあまり書いていないので、教員特に、児童支援や特別支援に携わる人におすすめ。