分散登校

クラスを2つに分けた分散登校が各地で行われたと思います。

私の勤めている市ではこれにパターンが2つあって、

 

一つは児童は午前4時間授業をして、1日おきに登校するタイプ。

もう一つは児童は毎日やってきて、午前3時間程度、午後、3時間程度のどちらかに来るタイプ。

 うちは後者のタイプ。 2週間やりました。やり切った感満載でバーンアウトしそうです。

5分早くの登校、2回の消毒、2回の健康観察、午前と午後の間に、急いで消毒、授業の準備、食事、緊急受け入れの応援。一応、12時からは休憩時間とされているんですが、ゆっくりする暇はありません。

それに児童の精神的なケア、進めなければならない授業、手洗い指導や近づくな指導で気の抜く間もなく、感染防止のため授業でできることも限られていて、(詰まんない授業しかできない。工夫次第というけど、限度があるし、時間も有限)さらに、黒板消したり、手紙配ったり、ごみを捨てに行ったり、掃除をしたり、今まで児童がやっていたことを全部やらないといけない。

また親御さんの不安を取り除くための取り組みとかもあり、仕事は増える一方。

先生たちの疲労も極限です。

管理職からアイスの差し入れをしてもらいましたが、そんなことで疲労が癒されるわけでもなく。

皆さん、早く帰ってくださいといわれても帰れず。

そんな中、早く出勤できる人はしてほしいというお願いを家庭の事情でお断りし、7時前後には順調に帰ってきたヒヨドリですが、体力、気力的には限界ぎりぎり。それでももっとはたらく同僚たちに大きな負い目を感じておるわけです。

 

さすがにそんな早くに帰っていたので、仕事が溜まってしまったので、金曜日は8時過ぎまで残っていましたが、帰るころにはまだ半分ぐらいの人がいました。普段より、緊張して息が抜けない業務のうえ、長時間労働だから、みんなすごいな。私なんかすぐ文句言って、頭が動かなくなって、帰っちゃう。

 

コロナでの犠牲者数より、過労での犠牲者の方が多いだろうな。この業界。

ちなみに消毒はアルコールだと吹き付けて一度拭けばすみますが、ないために次亜塩素酸ナトリウム水溶液をを布にしみこませて(健康被害が出るので、吹き付けてはいけない。)拭いて、その後、水拭きをしなければならないという状態。せめてアルコールが手に入ると助かるのですが。

 

来週からは全員が登校するのだけど、午前中で帰るので、少しは楽になるのかな。

何が悪いわけでもないし、誰が悪いわけでもないけど、とても疲れるので、ちょっと対策を考えないといけないな。

 

国も人をつける予算を計上してくれているけど、各校1人いればいいほう。それでもありがたいから1日でも早く来てほしい。しかしただでさえ、現在、教員不足で定数を満たしていない学校がある中で、実際に先生が見つかるのかという問題も出てきます。

 

コロナが収束して、生活がもとに戻っても、もう、元に戻れない教員が増えないように(自分も含めて)祈るばかりです。