魔改造の夜

NHKでやってた魔改造の夜が面白すぎ。

 

2話あって、東大とトヨタと浜野製作所という3つのチームが機械の改造に挑んで、その成果を競い合うという大人版ロボコンみたいな感じかな。

1話目がポップアップ式のトースターを改造してパンをどれぐらい飛ばせるかというもの。残念ながら私はこれの途中から見てしまったので、あまり詳しいことはわからないが、負けた東大の学生が負けたと分かった瞬間にパンを飛ばしまくった浜野製作所の人にものおじもせず、話を聞きに行った姿に、さすが東大と思いました。学生の特権だよね。ものおじしないで聞きに行けるって。

2話目は吠えながら回る犬のおもちゃを改造して、25メートルを直走させて、タイムを競うというもの。

 

結果はトヨタの一人勝ち。さすが走るとなったらすごい威力を発揮するものだ。足の代わりにタイヤっぽいものをつけたことに関してはモラル的にどうなのというところがあったり、試作用に4つもらったからと言って、犬の頭を4つつけて不気味感を出した当たりなど、あざとさも醸し出しての勝利。

浜野製作所はかわいい犬の形そのまま、さらにお洋服までつけてあげてトヨタのようないやらしさはなく、好感の持てる改造ぶり。この会社、倫理感高そう、入社したいと思った学生もいるのではないか。

 

東大はもうボロボロで、足が折れていてスタートさえできず、無念。天才李昌君の落ち込みぶりに、たかが犬なんだから、もっと大きな志で挫折したほうがよいと、余計なお世話的な声をかけたくなったが、まあ息子と同年代というだけで、かわいそうで仕方がない。

 

最高に笑ったし、人間模様が面白かったんだけど、一緒に見ている息子とは視点が全然違ってそれも面白かった。

 

世紀の傑作。