Aruduinoに至るまでの経緯。

巷の教育界ではプログラミング教育がはやりである。

目標はプログラミングができるようになることではない。

文科省も「プログラミングに取り組むことを通じて、児童がおのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりするといったことは考えられますが、それ自体をねらいとしているのではないということを、まずは押さえておいてください。」と言っている。プログラミング教育はするけど、プログラミングはできなくていいよっていうこと。ちょっと謎。

で、パソコンやタブレットを使ってスクラッチとかビスケットとかやってると、おお、やれてるやん的な雰囲気を醸しだせるのが現状である。ポイントはパソコンかタブレットである。なぜなら、プログラミング教育に絡めて適切にICT機器を使えるようにもしないといけないからですから。

https://www.mext.go.jp/content/20200218-mxt_jogai02-100003171_002.pdf

 

 

 

まあ一寸の陰りもない文系人間の私は(パソコンは隣の席の若い兄ちゃんが全部やってくれる日々)、ビスケットもスクラッチも義務感だけで使い方を覚える感じで、授業はできるが、自分にわくわく感がない。文科省も先生たちも楽しんでやってみてね的なことをおっしゃっている。なのに私ったらビスケットなど画面上の魚動かしてそれで?って感じだし、それ以上の機能は使えないし、完全に詰んでいる。自分にわくわく感のない授業は子どもに受けが悪い。こんなんではプログラム的思考など伝えられない。

 

で、苦手意識もありあまり真剣に勉強してこなかった。

 

そんなある日、ソニー関連の会社の人がMESHを使ったプログラミングの授業の方法をレクチャーしてくれた。残念ながら私の使った機械の調子が悪く、思ったように動かすことができなかった。もし授業中、調子のわるいものが混じると、その対応に追われて、教員としてファシリテータ的な役割を果たせないこと間違いなしである。もしトラブルシューティングが主な仕事なら教師より得意な人がいっぱいいて、教師はイランということになる。

 

とはいえ、教科書に載っている例のような、暗くなったら電気をつけて、明るくなったら消すというプログラミングをして、気軽に操作できるというのは面白いと感じた。

実際、授業に取り入れた6年生では好評だったらしい。

 

で、値段を調べてみると3万円以上するという。

 

面白いとおもったこどもが、家に帰って親御さんにおねだりしても即買ってもらえるとは思えない値段である。しかもできることが限られているではないか

 

ここはもう学研の電子ブロック復刻版でも買ってもらってうそ発見器でも作ってもらって満足していだたくしかないと思ったりもしたが、この電子ブロックは回路を作ることが主眼となり、ちょっと趣旨から離れる気もする。

 

ということでもうちょっと何とかならないかなあと思って、ラズパイでも使ってみるかとおもい調べていることを家族に話すと、理工学部に通う息子がAruduinoつかってみればと教えてくれた。なんか400円ぐらいらしい。ということで、

 

Aruduinoと出会ったわけである。主婦は安いものにひかれる。

 

つづきは明日。わずか1か月で非接触型ごみ箱を作るまでの過程を書きたいと思います。